作者天才だわ……と思わせてくれるマンガ / 『チェンソーマン』の話
2023.02.20
『チェンソーマン』、ようやく最新巻まで買って読みました。
いやー、個人的にですが、最ッ高に刺さる作品でした。
設定、キャラクターのディテール、伏線、スピード感、etc、etc……。
とにかく僕の琴線に触れまくりでした。
こんなバイオレンスな作品をよくジャンプ本誌で連載してたな……と思います。
第二部からはジャンプ+での連載ですが。
第一部だけでも「うぇえええぇぇぇ!?!?」って感じだったのに、第二部からも『!?!?!?』ばかりで、本当に続きが気になります。
絶ッッッ対にネタバレして欲しくないので詳細を語れないのが歯がゆいのですが……!
僕はデンジとパワーの関係性がとても好きです。バディものが好みなのかな。
あらすじは……もういっそ読んで欲しいと思っているので書きません!
僕はアニメから入ってマンガにいきました。
アニメも良かったと思います。本当にMAPPAのアニメーションは最高です。
『賭ケグルイ』も『進撃の巨人』も『ゾンビランドサガ』も『ダンス・ダンス・ダンスール』も『ドロヘドロ』も最高ですからね。
特に『ドロヘドロ』の衝撃たるや。
『ドロヘドロ』もアニメからハマってマンガを少しずつ集めて読んでますが、「よくもまぁこの世界観と作画をアニメに落とし込んだな……!」と二回目の衝撃を受けました。
『チェンソーマン』が好きなら『ドロヘドロ』も楽しめるんじゃないかなーと個人的には思います。個人的にはですが。予防線。
話が脱線しましたが、『チェンソーマン』は本当にいい作品だと思います。
ジャンプマンガのお約束みたいなのを外しており、またそれが作品や世界観の異質さを生み出しているように感じます。これがひとつ目の裏切り。
しかし第一部の終盤で、裏の裏……つまり表を出してくるんですよ。
急にジャンプマンガ味を出してくるんですよ。
それがめちゃくちゃ心地良いんですよ。
これがふたつ目の裏切り。
第一部のラストに向かっていけばいくほど、僕は天を仰ぐ回数が増えました。
それまではただなんとなく生きていたデンジが、「自分はどうしたいか」を考え始め、実行していく……その成長過程も心地良い。
でも根底は絶対にブレないしブレさせない。主人公としての一貫性が好き。
あと悪魔の設定。これはシビレましたね。小中学生のときにこの作品を読んでいたら、また別の中二病を発症していたかもしれません。
伏線回収もすごいんですよね。何回も頭から読み直したくなるんですよ。
「あーこれこういうことだったのね!」という。
ほとんど状況説明などがないのもジャンプマンガっぽさがなくて好きです。
それが苦手という方もいるかもですが。ただ、スピード感が段違いです。
本当に作者である藤本タツキ先生は天才だなと思わせてくれる作品でした。
明かされてない謎がまだまだ多すぎで、ここからどうなっていくのか本当に楽しみです。
気になってるけどなーという方!
アニメでもマンガでもいいので、オススメです!
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