渡辺 翔也
2022年中途入社
(インタビュー日:2023.05.18)

経験は僕にとっての財産

エンジニアリングと農業

母方の実家は兼業農家をしていて、遊びに行くと収穫を手伝わせてくれるなど幼少期から農業には馴染みがありました。
「いずれは自分も農業を…」という考えもありましたが、将来についてはじっくり考えていこうと思っていました。

私がエンジニアを目指したきっかけは、学生時代のアメリカ人大学院生との出会いです。
言語学のゼミに所属していて、アメリカ人大学院生の研究に関する実験に参加した時のこと。
内容は実験用のプログラムからランダムに流れてくる音を選択するというものでしたが、そのプログラムをアメリカ人学生がPythonというコンピュータ言語を使って自分で開発したという話を聞きました。

当時はExcel関数くらいしか知りませんでしたが、その話を聞いてワクワクしていました。
調べてみると、プログラミングで身近にある様々な課題が解決できることを知り、自分もやってみたいと思ったのがエンジニアになった理由です。

プログラミングを学習する中で、言語学とも共通点があると感じました。
コンピュータ言語にも文法が存在していて、プログラムを機械が理解できる言葉に翻訳することによって処理が行われる。
大学では英語を勉強していましたが語学を学習することと共通点があることに気づくと、楽しくなってますますのめり込んでいきました。
なので、私がシステムエンジニアになったのはごく自然な流れだと感じます。

いつか農業を自分の手で

大学卒業後、システム開発会社に就職しシステムエンジニアとして約5年勤務しました。
漠然と、将来は農業に携わって、機会があれば培ったプログラミングスキルも活かせればと考えていました。
調べていく中で、宮城県で高齢のネギ農家さんが農業を引退するため、継承したいという募集をしているのを見かけました。

これはチャンスかもしれないと感じ、応募して宮城へ移住することになりました。

農業の研修を受ける中で合間をみて、作業内容や肥料などの在庫を管理するWEBアプリや温湿度センサからデータを定期的に収集してLINEで通知するIoTアプリも開発していました。
しかし、コロナ禍で資材価格の高騰や国の給付金の条件面が厳しく断念することになりました。
関東に戻ってきてプログラマの仕事を探している中で、フジボウルと出会ったというのがここまでの経緯です。

フジボウルに転職して感じたのは、エンジニアを本当に大切にする会社だなということ。
若手からベテランまで、幅広いキャリアのエンジニアがいますが、人間関係がすごくフラットなのに驚きました。また、仕事についても自分が何をやりたいかをベースにプロジェクトを決めることができましたし、勤務条件なども希望を考慮してもらいました。
まさにエンジニアが主役のアットホームな会社だと思います。

結果的に農業からは離れてしまうことになりました。
いつになるかも分かりませんし、どのくらいの規模でやるかも分かりませんが、
またいつか、エンジニアとして成長しつつ何らかの形で農業にもチャレンジしたいなと思います。

今はエンジニアとしての経験を重ね、スキルアップをしていくことに集中したいと思います。

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