高木 真吾
2012年中途入社
(インタビュー日:2015.04.02)

プログラム未経験
面接での大失敗、でも私のすべてをみてくれていました

紆余曲折しながらも、やりたいことを探し続けた

振り返ると、ここまでいろんなことがありました(笑)まず、高校卒業のあたりからお話ししましょうか。

卒業を間近に控え、友人たちがみな進路を決めている中にあって、私だけが何も決まっていませんでした。自分は何がしたいのかがわからなかったんですね。ずっと迷ったまま時間だけが過ぎてしまい、進路が決まらないまま卒業を迎えました。「とりあえず進学すればいいよ」と言う人がほとんどでしたが、目標もなく進学するのも何か違う気がして。

とにかく遊んでいるわけにはいかないので、アルバイトに精を出しました。アルバイトを続ける日々の中で、ぼんやりとファッション業界への興味が湧いてきました。「専門学校でファッションの勉強をしてみよう」やっと目標が見つかりました。高校卒業の翌年、服飾系専門学校に入学しアパレル業界を目指すことにしました。4年間一生懸命勉強しましたよ。

4年生になり就職活動がスタート。しかし、現実は厳しかったですね。自分の目指したジャンルは圧倒的に求人が少なく、経験豊富なプロじゃなければ見向きもされないんです。

その後、すぐに気持ちを切り替え、違う業界に目を向けることにしました。「自分の力で勝負できて、一生の仕事にできるもの」を探し始めました。いろいろな業界について研究していく中で、IT業界・プログラマが自分に合いそうだなと思いました。「よし、この仕事に賭けてみよう」そんな決意を持って、情報系の専門学校に入り直すことにしました。

面接で大失敗、でも私のすべてを見てくれていました

コンピュータについて学んでいくのは楽しかったですね。子供の頃から身近にパソコンがありましたし、原理や仕組みについて知ることが面白かったです。

2012年、いよいよ卒業の年、就職活動が始まりました。しかし、再び厳しい現実が待っていました。面接にまでは進むのですが、採用にまでは至らないのです。理由はわかっていました。私は緊張感のある面接が苦手で、自分の思いを上手く伝えられなかったのです。結局、80社近く応募して、面接まで進んだのが25社。内定はゼロでした。卒業し、既卒者となってからも活動を継続しました。諦めることだけはしたくなかったですね。

卒業から半年たった頃、フジボウルの求人を見つけました。ホームページのデザイン、内容から面白そうな会社という印象で、すぐに応募しました。確か翌日には面接の案内を頂いたと思います。面接当日、オフィスを見てびっくりしました。若い人が多く、すごく活気がありそれまでに応募した会社とは雰囲気が違いました。

面接は和やかで、いろんな話をしました。それほど緊張することなく話すことができたんですが、プログラミングについて質問をされた時に大失敗をやらかしました。わかっているはずのことが答えられなかったんです。2年も学んできて、知っていることなのに。一瞬ど忘れしたことで、緊張が高まり焦ってしまったんでしょうね。ソースコードについての勉強不足を指摘され、自分ではもうダメだと思いました。

しかし、翌日採用の連絡が届いた時は涙が出るほど嬉しかったですね。やっとスタートラインに立てた気がしました。

仕事が人を育ててくれることを実感しています

入社4ヶ月目に、はじめての大きなプロジェクトを任せてもらいました。ここでの経験がシステムエンジニアとしての在り方を教えてくれた気がします。

クライアント様に3ヶ月間常駐しての開発だったのですが、技術要件の高い案件でした。クライアントからの要望に対し、100%の仕事でなければプロとは認めてもらえないようなシビアな視点をお持ちのクライアントで、正直言って難しいプロジェクトでした。

案件からの撤退を相談しようと考えたこともあります。それでも自分に任せてくれた上司の期待に応えたいという思いのほうが強かったですね。これは自分にとって絶好のチャンスなんだと前向きになれました。このプロジェクトを終えた時に、やれるという手応えをつかみました。

今は、自分にとって苦手なものはないです。フジボウルに入社してから、自分でも驚くほどの成長を実感しています。将来はリーダーとして、未来の若手を育てていきたいと思っています。

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