センシニ

2025.11.03

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読書の秋です^_^ 『通話』(ロベルト・ボラーニョ) 作者ボラーニョはチリの作家。 いわゆるラテンアメリカ文学です。 この“ラテンアメリカ文学”、なかなか曲者のイメージでして…… まず、登場人物の名前に馴染みがないから覚えづらいです。 生活習慣もまた独特で、読んでいてスッと頭に入ってこないことも多いです。 また、ガルシア・マルケスやリョサが描くような長大で難解な作品が多く、とっつきづらいという印象があります。 読みたい作品は多いのですが、読み始めるまでに気合いがいるといいますか…… (悪口でなく、苦手意識があるだけです……) が、このボラーニョの短編集『通話』は、そんなイメージを払拭してくれるような、読みやすく気持ちの良い作品でした。 この短編集は章立てされていて、 1.通話 2.刑事たち 3.アンムーアの人生 の三部に分かれており、さらに各章の中には5篇(第3部のみ4篇)の短編が入っている、という構成になっています。 それぞれは独立した30ページ程度の短編になっているため、どの話からでも読みはじめられます。 私のお気に入りは「センシニ」。 詩の公募の賞金で食い繋いでいる主人公の物語です。 この作品、正直何か大きな事件が起こるとかは一切ありません。でも最後まで読むと何か熱いものが読者の心に残るんです。私はこの作品を読んで、ボラーニョにハマってしまいました。 誰かと熱く語りたいです……!
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