K文学に その2

2025.11.02

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韓国文学にハマっています。 『アーモンド』(ソン・ウォンピョン) 2020年翻訳部門一位 いまさら紹介するまでもない気もしますが…… とても感動したので、誰かに話したくて(;▽;) 〜〜〜 この物語の主人公は、「生まれつき感情のない」少年ユンジェです。 ユンジェは、感情に深く関わる脳の機関である扁桃体(アーモンド体)が普通の人よりも小さい状態で産まれました。 それゆえ、感情の起伏が著しく少ないのです。 常人なら取り乱してしまうような悲しい出来事も、彼には「何が悲しいのか」がわかりません。 そんなハンディキャップをかかえたユンジェがどう生きていくのか?を描いた本作。 〜〜〜 読者が共感しえない人物を主人公として据えるというのは、読者との間に初めから大きな壁を設けるようなもの。 共感から最も遠いところにいるユンジェの心を読者が知るにはどうすれば良いか? 共感できない主人公に読者を共感させる手法として(おそらく作者は意識して)、この物語を一人称で主人公ユンジェに語らせるつくりにしたのだと思います。 〜〜〜 ユンジェの語る言葉ひとつひとつに、私はひどく感動させられました。 とても素敵な小説ですので、読んで後悔するようなことはないと思います。 おすすめです!
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